【NSX入門】その5:TEP通信とvlan通信の違い
vlanトランスポートゾーンを割り当てたN-vDSがパケットにvlanのタグを付けることで、外部機器と疎通が可能になります。
外部と疎通するにはEdge内部に存在するTier-0/1やN-vDSが必要となるので、外部と疎通する際にはパケットをEdge内部まで持ってくる必要があります。
その際に必要となるのがTEP通信ですが、前回説明したVMK10(TEP)の代わりにカプセル/デカプセル化の役割を担うのが、overlayトランスポートゾーンを割り当てたN-vDSです。
送信元サーバからのパケットをVMK10でカプセル化し、Edge内部のN-vDSでデカプセル化、そしてvlanトランスポートゾーンを割り当てたN-vDSから外部に向けてvlan通信を送信する流れになります。